ピンバッジ製作実例：クラリオン株式会社

社内イベントのオリジナル記念グッズと、会社のブランドを社外にPRするツール。対極に位置するようで、実は密接に関係するアイテムのご依頼を下さったのは、日本で初めて車内空間に「音」を取り入れ、それまでと別次元のカーライフを作り上げたクラリオン株式会社様。都内文京区白山の本社を始め、国内外に多くの関連会社を持つ車載機器業界のパイオニアです。

ピンズファクトリーでは以前「ブランドバッジ(実例紹介NO.213)」という作品を承り、確かな品質や仕上げの技術を評価されて、再びお声をかけていただきました。今回製作されたオーダーメイドアイテムは2種類。

1つは「ブランドアワード2008」と銘打たれ、今年が第1回目となる社内イベント用の記念ピンバッジで、個人・チームを問わず参加された全社員に配布されました。このイベントは社員の方々が行っているブランド価値向上のための活動をエントリーし、その内容をプレゼンするオーディションを経てグランプリや準グランプリが発表されるもの。そこで、ピンバッジがアワードに参加した各メンバーのプライドにうったえるのに適切なアイテムとして選ばれました。バッジにはクラリオンアズーロと呼ばれる青い色でかたどられた人型に「BRAND AWARD 2008」と社名ロゴが入り、社員一人一人が会社を持ち上げている様子を表し、今後も毎年開催される大イベントを盛り上げます。

片や「clarionクリップマーカー」は、同じく鮮やかな青が目をひく実用的な仕様のPRツール。ただし、お客様や業者向けには販促品があるため、このアイテムにはそれ以外のプライベートシーン(例えば、大学の同窓会のゴルフコンペで配布)でブランドそのものをアピールする役割が与えられています。完成品はクリップパーツに「モバイル環境においてインターフェイスになろう!」という意味のスローガンがシルバーで浮かび、丸いマーカーには「clarion」のロゴが光る、整然と安定したデザインの中にも深いメッセージを含んだものとなりました。この一般的な販促品とは異なる性格を持った作品は大好評で、作られた500セットはアッという間になくなってしまったそうです。

企業の内部とそれを取り巻く外部、双方に向かって違う目的で使用される2つのアイテムは、それぞれの持ち味を生かして社員のモチベーションアップやメッセージ発信などに、大きな効果を発揮してくれることでしょう。
(ピンズファクトリー談)