ピンバッジ製作実例：旅亭紅葉(琵琶湖リゾートホテル株式会社)

長い日本の歴史の中で、きらびやかな事では随一の平安時代。その平安の世にあって才色兼備と謳われたのが「源氏物語」で有名な紫式部です。今回、ピンズファクトリーが承ったのは、そんな栄華と雅を感じるロマンに溢れたオーダーメイドアイテム。

ご依頼の主は、紫式部が源氏物語をしたためたと言われる近江の地、滋賀県琵琶湖のほとりにたたずむ「“旅亭”紅葉」を経営される琵琶湖リゾートホテル株式会社様です。「旅亭」というのは旅館と料亭を融合させた言葉で、味覚を楽しみ情緒を愛でる新しい空間を表現した呼び名。2008年は源氏物語千年紀に当たるため、セールスプロモーション用のグッズを企画され、以前スポーツマネジメントをされていたご担当者の方が、遠征先の海外で盛んに行われていたピンズ交換から製作を思い立ち「旅亭紅葉オリジナル 源氏物語千年紀PINS」の誕生となりました。

モチーフは紫式部をイメージした空を華麗に舞う女性が秀逸な仕様で、作家の東聖観(あずませいかん)氏が描いた3パターンの女性の絵から社内投票によって選ばれたもの。また「源氏物語千年紀」の文字は、十二単を連想させる赤・緑・紫で仕上げられた「千」の字が鮮やかです。源氏物語千年紀委員会のオフィシャルロゴの使用申請や、でき上がったデザインの承認を得るなど色々なご苦労の甲斐もあり、完成作品は評判も非常に良く、観光協会に持ち込んだ際には「先手を打たれたなあ」「良いものを作りましたね」というお誉めの声も聞かれたそうです。

メディアを通じて読者へプレゼントしたり、営業マンが各地の代理店を訪問する際に手土産とするなど、リーズナブルで印象に残るノベルティとしての役割はもちろん、社員全員で社章代わりに着用されて、会社のブランドイメージアップにも効果を発揮しています。

JRで京都から11分、出で湯湧く湖畔の宿「旅亭紅葉」は「ほっこりと、にほんの心」のキャッチフレーズそのままに、訪れる人々を温かいもてなしで包み込み、華麗なる平安の世界へといざなってくれるでしょう。

(ピンズファクトリー談)