ピンバッジ製作実例：ポルシェ356クラブ オブ ジャパン

皆さん、スーパーカーというのをご存知ですか?技術の粋を美しいフォルムで包んだ夢の車の総称ですが、中でも知名度・人気ともにトップを行くのが世界に誇るドイツの名車「ポルシェ」です。特徴的な曲線を描くボディは圧倒的存在感やブランドイメージを強烈に放ち、同時に感じられる長い歴史とノスタルジックな雰囲気はファンの心を掴んで離しません。

当社が今回承ったオリジナルアイテムは、オールドスポーツカー「ポルシェ356」を愛してやまないオーナーの方々で構成される、ポルシェ356クラブ オブ ジャパン様からご依頼をいただいた「356ホリデーカーバッジ」。2年に一度、クラブの総会を兼ねて10月に行われるイベント「356ホリデー」でコンクールやレースの賞品として使われます。ピンズファクトリーでは一昨年のイベント用に引き続き、品質や価格を評価されてのご用命。今回も「少々無理なお願い、相談にも快く応えていただけました」と、その対応にも大変ご満足をいただくことができました。

そのプレミアム感漂うデザインは、クラブメンバーでもあり広告やSP制作を事業とされる有限会社ボディの及川様が356ホリデーカーのイベント用に起こしたもの。古き良きムードを出すために全体の形状を意識的に歪ませ、枠内の絵柄を地金の凹凸のみで表現することで、彫刻のような雰囲気を醸し出しています。モチーフには、左右に月桂樹の葉、外枠はマニーホールド等のガスケットをイメージし、内側にはエンジンとタコメーター、そして車の外観をあしらってポルシェ356の魅力をギュッと詰め込み、細部にまでこだわった伝統感溢れる仕上げです。そしてこのバッジの持つ最大の特徴が中央部分に取り付けられた、用途によって使い分けられる28種類の真鍮プレート。刻印される文字が、コンクールやタイムラリーレースなどイベントの内容に合わせて作られ、同じ仕様にして内容が違うというオーダーメイドの特性をフルに生かした贅沢で独創的な作品です。

イベントの参加者はメンバーとその同伴者ですが、過去にはドイツ・ポルシェ社の副社長やスーパーバイザーを招待されたこともあるとか。全国4支部、約130名のメンバーの方々は、メンテナンス等の情報交換のほか、パーティーやツーリングなどのイベントを通じて、クラシックポルシェを所有する喜びを分かち合われています。

(ピンズファクトリー談)