ピンバッジ製作実例：名古屋歴史的建造物モチーフピンバッジ

流れる時間と対峙し続ける貴重な建造物をバッジにして未来に継承

平家物語の冒頭にある「諸行無常」が表しているのは、「すべてのものは絶えず変化している」という意味。そして、ここから転じて生まれたのが「形あるものはいつか壊れる」という言葉ですが、これに真っ向から闘いを挑んでいるのが公益財団法人名古屋まちづくり公社様です。愛知県名古屋市に拠点を置く同社では減り続ける市内の歴史的建造物を守るため、それらの保存と活用を提唱する啓発活動を積極的に展開していらっしゃいます。

当社が以前から製作を承っている「名古屋歴史的建造物モチーフピンバッジ」は、そんな価値ある建築物の数々がイラストで忠実に再現されたオリジナルアイテム。この作品をピンズファクトリーに託して下さったのは、専門メーカーとしてのネームバリューがあったことと、手頃な価格や品質の高さなどが安心できたからだとか。皆さんの熱い想いが誕生させたオーダーメイドバッジも、新たに完成したものを含めて計13種類となりました。

今回の追加分は全部で5つ。モチーフはどれも名古屋市内にある歴史ある建造物で、特に「堀川七橋」と呼ばれる橋梁の中で最も街の中心にあり、歴史的にも価値が高いという「納屋橋」を袂から捉えた「納屋橋ピンバッジ」は、遠近感や奥行きが演出されたこともあって中々の人気だそうです。この他にも、桜の名所として知られる鶴舞公園の噴水塔をかたどった「舞鶴公園噴水塔ピンバッジ」など繊細で趣のある建物の仕様を美しい色で仕上げたピンバッジが完成しました。

完成品は他で手に入らないとあって、認知度も高まりつつあるとのこと。また、販売用のグッズとしては全品まとめて購入する方も多いそうで、「今後も増やして貴重な建造物の保存活用に貢献できれば」と、ご担当者様からは意欲的なコメントも聞くことができました。「細かい部分まで説明通りで安心できました。予定通りに作成できて大変感謝しております」とのメッセージからは当社への評価と共に地元への深い愛が感じられました。

（ピンズファクトリー談）