ピンバッチ制作実例：シモハナ物流株式会社

2種類の認定バッジは業務の安全と企業の信頼を担うリーダーの証

ビジネス用語に「サードパーティロジスティクス」という言葉があります。「3PL」と略されることもあるこの言葉が指す意味は、企業が高度なノウハウを持つ業者に物流を委託すること。リーダーとして認定されたドライバーさんたちへの授与を目的に、オリジナルの認定バッジを製作されたシモハナ物流株式会社様は、明日の物流業界をリードするサードパーティロジスティクス企業様です。本社があるのは広島湾を臨む広島県安芸郡坂町です。

メッキを変えて2つの仕様が揃ったオーダーメイド作品は、「マイスターバッジ」と「グランドマイスターバッジ」。西部劇で保安官が胸に着けるシェリフバッジのような形状は、マイスターの称号と品格を表現するために社内でデザインを検討し、当社へのご依頼に当たって持ち込まれたこだわりのフォルムです。完成品はマイスター用のものがニッケルメッキで仕上げられ、上位のグランドマイスター用には金メッキが使用されました。

同社の主な取引先は外食産業や食品問屋。配送先は居酒屋やファミレスの他、ファーストフードや食品スーパー、さらには給食関係までと幅広く、ワイドな活動範囲がうかがえます。拠点の置かれた関東から九州の各地では、在籍する約1900名のドライバーさんが、日々の配送業務に従事しています。マイスター制度は安全教育や指導を目的に2016年に始まった取り組みで、NHKの全国ニュースで取り上げられたこともあるそうです。

社内ルールに関わる筆記試験と実技検定の合格が条件となるドライブマイスターは給与にも反映される資格。金色のバッジを着けるグランドマイスターは、運行管理者や整備管理者の資格取得に加え、各マイスターへの教養指導能力も必要だとか。ユニフォームは毎日洗濯するため、完成品の装着場所はキャップを想定。素材の品質を艶やかな光が包むバッジは着用者の誇りとなり、周囲には刺激を与える狙い通りのアイテムとなったようです。

（ピンズファクトリー談）