ピンバッジ作成実例：横河電機株式会社

行動を起こすタイミングを計る様子を「虎視眈々」なんていいますが、これと似た状態だったという横河電機株式会社様が今回のご依頼主。東京都武蔵野市で制御・計測・航機関連を主力事業とする同社は、1915年に創立された制御分野のリーディングカンパニーです。ピンズ製作のきっかけは全社的に行われたアイデア収集プログラム。参加者の証としてオリジナルピンズを配布することで、グローバル選抜メンバーの一体感や自信につなげたいとのお考えからでした。お客様の様々な要求に応えてきた当社の実績はご存知だったそうで、何年も前からピンズを有効活用する機会をうかがっていたのだとか。こうして誕生したのが「H!Tピンズ」です。

作品名の「HIT」は「Hunt for Innovation Treasure」の略で、意味は世界中に眠る「原石(アイデアと人材)」を掘り出して磨くこと。「I」を「!」に見立てたデザインはプロの方が手掛けたもので、予めイノベーションに対する企画サイドの想い入れをお伝えし、オーダーメイドピンズにする前提で作り起こしていただいたそうです。完成品は仕上げの赤・黄とニッケルメッキの品質が絡み合い、輪郭に沿って3カ所の抜き加工も施したこだわりの仕様。衣服への装着に抵抗がある人のことを考慮され、机上に置けるようハードケースに収めたピンズは、高級感の演出という思わぬ効果も生み出し、特に海外メンバーから好評だったとのことです。

プログラムに関するアンケートでもピンズの評価は高く、プロジェクト内のアクティビティに関する直接的インセンティブに関心が薄い人も、ピンズの配付については素直に喜んでいることが分かったそうです。また、欲しいという人は他にもいらしたようですが、プログラムへの参加が条件となるため、単なる配布はしないようにしているそうで、ピンズにはプレミアム品としての価値も加わりました。「厳しい納期でしたが対応が素早く、サンプルが提供されたことで安心してお願いできました。もっと複雑なものやバリエーション展開を考えたくなりました」というご担当者様。ピンズが受け取った方々のステイタスを象徴する存在になると良いですね。
(ピンズファクトリー談)