2020年 冬について
吉沢深雪さん一問一答
毎回、冬のピンズレターはクリスマスがメインテーマになりますが、今回は吉沢さんに美味しそうなお菓子の家のイラストを描いていただきました。お菓子の家の発想はどこから思いつかれたものですか?
個展やポストカードの作品を描くときに、スイーツのイラストをよく描きます。やっぱり、スイーツは食べても描いても楽しいので。ドールハウスやジオラマのようなミニチュアの世界も好きなので、今回、2つのテーマを合わせてみました。
こんな素敵なお菓子の家があったら、間違いなくテンションも上がりますが吉沢さんのお気に入りのスイーツを教えて下さい。
キルフェボンのいちごタルトが好きです。大変人気のお店ですが、時々食べたくなってしまいます。
ねこのピンズは5色以内での製作を前提にお願いしていることもあり、毎回色選びにも気をつかってご指定いただいていますが、今回はいかがでしたでしょうか?
いつも「あと1色あったらいいのに」と思ってしまいます。今回も、猫の目の色を別の色にしたくてすごく悩みました。考えているときは大きい画面で色選びをしているのですが、実際完成すると、かなり小さいので、小さくても目立つ色、メリハリのあるものなど、色の選び方も毎回悩みます。
年に2回の吉沢さんのねこのピンズを楽しみにして集めている方も多いですが吉沢さんがつい欲しくなったり、コレクションされているものなどありますか?
付録付きの雑誌が以前から密かに気になっていたのですが、最近、付録とは思えないかわいいもの、素敵なものが多く、コンビニに行くと、思わぬ衝動買いをしてしまっています。
今年は吉沢さんにとっても、イラストレーター30周年という節目の年ですね。好きなお仕事とはいえ30年はとても長い年月だと思いますが、振り返ってみてどのような思いがありますか?
気づけばあっという間の30年でした。毎年、同じような仕事をしているような気もするし、まったく違う仕事をしている気もします。それは、違う企業さん、違う種類のお仕事であっても、「自分がいいなと思うイラストを描く」という気持ちは変わらず、ずっと続けているからなのかも。ピンズファクトリーさんと同級生なのが、いつも嬉しいです。わたし、何周年かいつも忘れてしまいますが、ピンズさんのおかげで思い出させていただいています。これからもよろしくお願いします。
その他、近況やファンの方へのメッセージ等ありましたらお願いします。
今年は大変な時代でした。暮らしもすっかり変わってしまい、新しい仕事のスタイルになりました。つらい方も大勢いらっしゃると思います。でも、きっと新しい未来は来ると思うので、いっしょにがんばっていきましょう。