2012年 冬について
吉沢深雪さん一問一答
今回のイラストは教会を背景に動物たちが和やかに讃美歌を合唱するシーンですが、どのような思いで描いていただきましたか?
今年も世界はいろいろな問題でいっぱいでした。せめてクリスマスの夜くらいは、みんな仲良く音楽を楽しみながら、過ごせたらいいなと思って描かせていただきました。
今回のピンズで工夫された点や、仕上がりについてのご感想はありますか?
毎年クリスマスをテーマにしたピンズのイラストを描いていると、どうしても同じような雰囲気になりがちです。同じテーマでありながらも、以前のピンズとは違うものにするにはどうしたらいいか、毎回悩むところなのですが、今年は、賛美歌の背表紙、表紙の色を変えたり、十字架をメッキにしたりすることによって、本の形が少し立体的な雰囲気にすることができ、ピンズに仕上がったときも、予想以上に立体感があり、そこがとっても気にっています。
これまでのクリスマスやクリスマスプレゼントで、特に嬉しかったこと(もの)や印象に残ったこと(もの)があったら教えて下さい。
昨年からわたしが教えている「吉沢深雪水彩イラスト講座」の12月の講座の内容をクリスマスをテーマにしたものを描いてもらうだけでなく、講座自体を「クリスマス会」にすることにしました。なので、昨年は3カ所の教室で、3回クリスマス会を開いたわけなのですが、教室によって雰囲気が違い、3回とも違うクリスマス会がとても楽しかったです。
最近の近況やファンの方へのメッセージ等ありましたらお願いします。
2~3年くらいずっと手がけていた本がやっと仕上がり、11月に出版することができました。わたしにとっては、とっても大きい区切りなので、今まで支えてくださったみなさまに大変感謝しています。みなさんに読んでいただきたいという気持ちと同時に、また新しい本作りに向かって進んでいきたいなと思っています。