2009年 夏について
吉沢深雪さん一問一答
今回はねことイルカのシーバレーということで、海の運動会のような 躍動感のあるイラストですが、どこかの海や思い出の風景をイメージさ れて描かれたりしていますか?
(吉沢深雪さん、以下省略)海は大好きなので、いろいろな海が思い浮かぶのですが、今回のイラストは、昨年久しぶりに訪れた沖縄の海をなんとなくイメージしているかもしれません。
ちょっと潜るだけで魚がたくさん泳いでいて、本当にきれいな海でした。
奥に描いたイルカたちは品川プリンスホテルのエプソンアクアスタジアムのラッキーくんを思い出して描きました。
ラッキーくんは、飛んでも高いボールまで届かないので、飛べないイルカで有名です。
でも、挑戦するラッキーくんの姿にはちょっと感動してしまいます。
「飛べなくてもいい!飛ぶことに意義があるんだ!」と勝手に解釈して、ときどきラッキーくんを思い出して、自分を励ましています。
イラストのテーマや、描くのに苦心されたことがあれば教えてください。
あまり苦心はしたことがありません。
描きたいテーマはたくさんあって、描くのがおいついていかないほうが困ったことかも。
吉沢さんは本業のイラストのほかに、本の執筆や手作り雑貨など 日常の生活の中でもいろいろなものを作り出されていますが創作の一番 の楽しさは何でしょうか?
手作り雑貨については、完成したときより、作っているときのほうが楽しいのです。
作ったものはなんだかもったいなくて、あまり使っていないかも。
とくに一番楽しいのは、ミシンをかけているとき。
いろいろな事を忘れて集中してしまいます。
でも、あまり難しい縫い方などは逆にストレスになってしまうので、直線だけとか、まわりを縫うだけとか、とっても簡単なソーイングをするようにしています。
また、初めてオーダーメイドでピンズを作る方へのアドバイスなどありましたら・・・
少ない色数でも、ピンズになると結構存在感があるので、色の数をあまり使うことができないときでも、大胆な色指定で作ってみては。
それから、「こんなピンズがあったら自分でつけて外を歩いてみたい」というような気持ちでデザインをするのが一番かもしれません。
「吉沢さんのイラストにいつも癒されてます」とおっしゃるファンの方へのメッセージをお願いします。
ありがとうございます。
わたし自身はそういってくださるみなさまの声を聞いて癒されます。
当たり前のことばですが、これからもどうぞよろしくお願いします。