2008年 冬について
吉沢深雪さん一問一答
吉沢さんは仕事関係の方をはじめ、水彩画教室の生徒さん、 あるいはお子さんを通じていろいろな方と接する機会があると思いますが どのような場で創作のヒントや刺激を得ることが多いですか?
イラストレーターや作家、デザイナーなど、アート関係の友人たちと話をしていると、いろいろと刺激を受けます。
ヒントというより、わたしも作品作りたい!という意欲につながるのです。
4歳息子がわたしに負けないくらいお絵描き好きで、朝から寝るまで描き続けています。
お絵描き友達ができて、すごく嬉しい。こちらも意欲がでます。(^^)
今回もとてもストーリー性のあるイラストを描いていただきましたが アイデアはどこから?またテーマやポイントは何ですか?
わが家ではちょっとした迷路ブームなのです。
1冊迷路の本を買ってから、子どもたちが迷路にはまり、自分たちも迷路を書いて遊んでいます。
わたしもおもしろくて、迷路を作ってあげて遊んでいましたが、そのままクリスマスをテーマにした迷路になっていたら、おとなから子どもまで楽しめるかも!と思いつき、このような迷路のイラストになりました。
道に迷いながらゴールにたどりつくのですが、迷うのが楽しいのです。
迷ったり、寄り道したときに、あ、こんな建物があった。
こんな演奏、やってる!
というように、いろいろと宝物を見つけていく。
そして、また戻って、別の道に行く……。
迷路って、人生をあらわしているかも。
まっすぐ夢にたどりついた人より、迷いながら、寄り道をしながら夢にたどりついた人のほうが、いろいろな世界を見て、たくさんの宝物を手にしている、と思うのです。
もしも、自分の夢にたどりつけなくて悩んでいたとしても、それはむだではなく、宝物を見つけている最中だという気持ちになってほしい。
そう思えば、どんなことも有意義に感じられるし、楽しめると思う。
吉沢さんは展覧会「ちっちゃいもの展」や豆絵本づくりなどをされていますが、ピンズにも共通する「小さいもの」のどんな点に魅力を感じていらっしゃいますか?
「小さいもの」は、なんとなく好きなのです。体質にあっているのでしょうか。
吉沢さん流のピンズの楽しみ方や、吉沢さんがこれまで目にした ピンズやピンズの活用法で印象に残っているものがあれば教えてください。
小学生の娘はピンズが大好きで、わたしよりもカバンにつけたり、服につけたり楽しんでいます。
ピアノを習っているので、ピアノのピンズを気に入っています。
70を超えた父も、帽子にたくさんつけてコレクションしています。
父はバイオリンを弾くので、バイオリンのピンズももちろんつけています。
そんなふうに趣味のことを象徴するピンズを身につけるって楽しいですよね。
わたしも、ピアノが趣味なので、やっぱりピアノのピンズが好きで、ときどきカバンなどにつけています。
吉沢さんのクリスマスの過ごし方は?その他、近況について。
毎年クリスマスの頃が個展で、あわただしかったのですが、
今年は個展を11月にしたので、少しクリスマスをゆっくり楽しめそう。
パーティはもちろん自分の家でやりますが、この時期、街のあちこちで見られるツリーや飾りが素敵なので、散歩やショッピングをするのも楽しみ。
近況は……う~んピアノで、アンダーソン作曲『そりあそび』という曲をクリスマスに向けて、9月から練習中。
なかなか難しくて、クリスマスまでに弾けるかしら?
……というのが趣味の近況。