2007年 冬について
吉沢深雪さん一問一答
ネコのイラストを描かれるようになったのはなぜですか?
子どもの頃から母がねこを飼っていて、わたしは一人っ子なので、兄弟のように暮らして育ちました。
なので、ものごころついたときから、自然に一番身近なねこの絵を描くようになり、今に至ります。
雑貨や絵本、文章などいろいろな表現活動をされる中で 大切にしていること、伝えたいことは?
ふだんなにげなく見過ごしているものも、こんなに素敵なところがある、それを見つけることができたときって、ちょっとうれしい……そんな小さなしあわせを大切にするようにしています。
ピンズレターのお仕事を続けてみての吉沢さんのご感想、 周囲の方の反応はいかがですか?
「毎年、集めていくのが楽しい。続けてください!」と、たくさんの人からいわれるので、わたし自身もたいへんうれしく思っています。
ピンズ製作は、「このイラストなら、こんな技法があって、こんなふうに表現できます」とD&Dさんからピンズの技術の提案をしてくださるのですが、そうすると、最初に考えていたものより、おもしろいものができあがるので、わたし自身も毎回楽しみなのです。
今回のピンズやカードデザインについて、テーマやポイントは?
「明るい夜空にしてください」というまったく矛盾した希望をいただいたので、わたしなりに明るい夜空を表現してみました。(^^)
内容は、「同じ月夜だけど、みなそれぞれのしあわせがある」というテーマです。
たくさんの窓の中から自分に似た夜を過ごしている世界を見つけてもらえれば幸いです。
こんなピンズを作ってみたい、またはこんなふうにピンズを 使ってみたいなどありますか?
まだまだ使っていない技術がありそうなので、もっとピンズならではのおもしろい技法を使って、わたしのイラストの世界を表現してみたいです。
でも、それにはもっとピンズのこと勉強しなくては!
いままで全然ピンズのことを知らなくてイラストを描いてきたので、すこしは勉強することにいたします。(反省)
吉沢さんの近況について
ねこを飼っていると思われがちですが、ノドが弱いので最近は毛のある生き物は飼っていないのです。
今年になってそのへんを歩いているカタツムリを拾ってきて、飼い始めたのですが、野菜を入れるとすぐに食べ、卵の殻を入れるとすぐに食べ……ととっても前向きなやつらで、すっかりカタツムリが好きになっています。
その影響か、最近少しずつイラストにもカタツムリ君たちが登場しています。