自殺防止にリボンピンズを製作
自殺防止活動の一環として、「つながる」「結ぶ」のメッセージを込めたリボンの形でピンズが製作されているという記事が新聞に掲載されました。
青木ヶ原での自殺企図者に対応する、自殺防止のための声かけボランティア養成講座の受講者に配布されています。既成の活動だけにとどまらないリボン運動。様々な啓蒙活動のシンボルとして使用されているリボンをピンバッジで製作することがますます注目されています。
山梨日日新聞社提供「自殺防止 リボンバッジ」(みるじゃん)2009年10月6日掲載
樹海、自殺防止へ「声かけ」の手引
青木ヶ原会議、バッジも作成
青木ケ原樹海で自殺防止対策を進めている「いのちをつなぐ青木ケ原ネットワーク会議」は5日、富士吉田合同庁舎で会議を開き、自殺企図者を発見した場合の声かけの注意点や対応事例を掲載した手引をまとめた。声かけボランティアらに配布し、活用してもらう。また自殺防止活動に携わっていることを示すリボンバッジを作製。出席者からは自殺防止に効果があるとして、樹海付近への防犯カメラの増設を求める意見が出た。
手引は、自殺企図者を発見した場合の基本対応として(1)プライバシーが守れ、静かに話を聞くことができる場所に移動する(2)時間をかけ、ゆっくりと話を聞く-ことを提示。自殺する可能性が高いと感じた場合は近くから離れないことなどを求めている。
また、避けるべき対応として(1)自分の価値観を押し付ける(2)問題を軽視する(3)表面的な激励をする-ことなどを挙げた。400部作成し、売店員やタクシー運転手、ボランティアらが活用する。
バッチは「つながる」「結ぶ」とのメッセージを込めたリボンの形で、色は「信頼の芽生え」や「生きる力の回復」などを表すためとして、もえぎ色にした。3600個を作り、ボランティア養成講座の受講者らに配布する。
意見交換では、鳴沢村の担当者が道の駅なるさわと、氷穴近くに設置している防犯カメラの増設支援を要望。富士吉田署の担当者も防犯カメラの映像が自殺防止に役立ったケースを紹介し、民間企業などと協力してカメラの増設を進めたい考えを示した。
このほかパトロールや自殺企図者への声かけを行うボランティアを増やすため、従来の養成講座に加え、精進湖、西湖付近、鳴沢村内の住民を対象にした出前講座を11月に実施することも決めた。
※写真のピンバッジは、当社で製作したものではありません。
※この記事・写真等は山梨日日新聞社の許諾を得て転載しています。
※このページの文章、引用記事、写真を、無断で複製、送信、出版、頒布、翻訳、翻案等著作権を侵害する一切の行為を禁止します。