プリント工法
プリント工法の特徴
金型を打ちつけて金属の凸凹でデザインを表現するのがスタンププレス工法ですが、プリント工法は紙に印刷するように金属表面にプリントするため金属の凸凹がありません。色と色の間に金属線が入らないために、複雑なデザインや細かい表現のロゴマークを忠実に再現する場合に適しています。
プリント工法はこうしたデザインの再現性の他に「コストが抑えられる」「納期が早い」という特徴もあります。多くの人に配布する必要がある、いわゆる“バラマキ”や“ベタ付け”などのノベルティとしての用途には選ばれる工法です。また真鍮、ステンレス、アルミからピンバッジの金属素材を選択することである程度のコストコントロールを行うことができますが、完成品の質感や品位にも関係するデリケートな部分でもありますので注意が必要です。
どんなピンバッジに選ばれている?
大ロットのコストメリットから「バラマキ」や「ベタ付け」などのノベルティとしてのピンバッジに選ばれている一方で、国際的なスポーツ競技大会の招致活動や販売製品、またはシンポジウムなどにも使用されるピンズにも選ばれています。ビジュアルアイデンティティ(VI)やコーポレートアイデンティティ(CI)などの規定があるロゴマークやキャラクターがあしらわれたデザインのピンバッチ化にこの工法が適しています。
プリント工法の種類
オフセットプリント工法
オフセットプリント工法の特徴
- ・CMYKのプロセスカラーによる色指定で、多色刷り(4〜5c 以上)やグラデーションのあるデザインに最適な工法です。
- ・解像度は紙への印刷(350dpi)と同等のレベルです。
- ・基本的にはプリント表面にエポキシ樹脂でコーティングする仕様です。
どんなピンバッジに選ばれている?
キャラクターやロゴマークを使ったバラマキなどのノベルティや販売品、ロットが多い周年記念や町興しでも使われています。
レーザープリント工法
レーザープリント工法の特徴
- ・特色による色指定で発色が良く、視認性と耐久性に優れています。
- ・シルクスクリーンとタンポ印刷を併用するため、スタンププレス工法やエッチング工法と組み合わせた仕様にも適した工法です。
- ・基本的にはプリント表面にエポキシ樹脂でコーティングする仕様です。
どんなピンバッジに選ばれている?
キャラクターやロゴマークを使ったバラマキなどのノベルティや販売品、ロットが多い周年記念や町興しでも使われています。
【要するにこういうこと】オフセットプリント工法とレーザープリント工法の違い
- ・4~5色以上のになるならレーザープリントはコスト高になるのでオフセットプリントの方が良い
- ・色の再現性や発色はレーザープリントの方が良い
- ・グラデーションの表現はオフセットプリントなら可能。
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※このセットにはインジェクション工法のサンプルは同梱されていません。