第12回ピンズデザインコンテスト最終選考
第12回ピンズデザインコンテスト最終選考
大賞
作品名:NEO DARUMA
作者名:井ノ上洸龍さん
大賞
作品名:NEO DARUMA
作者名:井ノ上洸龍さん
【作品の説明】
日本の伝統工芸品の達磨をネオンサイン風にデザインし、蛇の目紋や巴紋、鐶などを使うことで、日本の伝統をアピールしました。
【受賞コメント】
大賞に選んでいただき、ありがとうございます。観光立国というテーマでしたので、日本の伝統工芸品である達磨をネオン管風にデザインしました。この日本の素晴らしい伝統を忘れず、より良い発展に少しでも貢献できればな、と思います。作品を見ていただき、ありがとうございました。
【審査員コメント】
・青木克憲さん
全体の中で唯一、シルエットを黒く潰して、中はカラフルな線で描かれた作品。ピンズになったら、どういう風に表現すると、このネオンサイン的な見え方が魅力的になるか、いくつもの手法の提案が出るほど、ピンズにする為の色や素材指定を考えさせられ、また楽しみながら、審査できた作品。
・デハラユキノリさん
ネオンサインというアイデアがピンバッジのデザインであるということと相性が良く、落とし込みも上手い。
佳作
作品名:いらっしゃいませ♥
作者名:るぴなすさん
佳作
作品名:いらっしゃいませ♥
作者名:るぴなすさん
【作品の説明】
客人を迎え入れる福助にガイドの旗ならぬ扇子を持たせ、目出度く可愛らしく仕上げました。
【受賞コメント】
『観光立国』というテーマだったので、迎え入れる気持ちを表したく、このようなデザインにしました。審査員の先生方にも受け入れていただき、大変嬉しく思います。選んでくださり有難うございました。
【審査員コメント】
・青木克憲さん
いくつもあったキャラクター作品の中で、今回のテーマにあっていて、親しみを感じた。日本ということも、ぱっと見で解るし、日本の多様な魅力を発信する語り部として1番あっているキャラクターだと思った。ピンズとしての大きさや線のバランスも、とても良く考えられている。
・デハラユキノリさん
シンプルなイラストでおもてなしの気持ちがストレートに伝わります。目がいい。
佳作
作品名:喫茶去
作者名:Tomoyuki Aokiさん
佳作
作品名:喫茶去
作者名:Tomoyuki Aokiさん
【作品の説明】
禅語にある「喫茶去」(客人の貴賎・貧富・賢愚・老若・職業などにとらわれることなく一服の茶でもてなす)は日本が世界に誇れる精神性であり、観光大国になる要因でもあると思います。日本の「日」をモチーフに、象徴となる富士山とそこから昇る日を極力シンプルな意匠としました。禅や枯山水などに代表される日本人特有の美的感覚を表現し、海外からの旅行者が持って帰りたくなるようなピンズになるようにデザインしました。
【受賞コメント】
この度は佳作という賞を頂き大変光栄です。海外へ移住して7年になりますが、日本という国のいい意味での特異さ、また独特な文化、美的感覚は世界に誇れるものだと実感する日々です。訪日外国人が年々増えているようですが、それぞれが一期一会の金の思い出を持って帰ってくれることを、切に望みます。
【審査員コメント】
・青木克憲さん
今回の中で、1番多かったモチーフが富士山。いろいろなものと組み合わせて、日本を象徴するための要素として多用されていました。結果、上位になったのが、意外な、この作品。一件、なんだか判らないが、説明や内容を聞くと、シンプルに構成されていて、面白みを感じた。
・デハラユキノリさん
潔いデザインで日本の都市やアートなど、スマートな部分を表現できていると感じました。
青木克憲賞
作品名:Japanese Umbrella
作者名:朝比奈秀男さん
青木克憲賞
作品名:Japanese Umbrella
作者名:朝比奈秀男さん
【作品の説明】
島国という地理的な“傘”に守られてきた我国の文化の独自性。これこそブームに左右されることのない財産だが、“客”の増加でどこまで維持が出来るのだろうか。「観光立国のありかた」の明確なビジョンが必要だと観光地の“にぎわい”を見て思うのである。
【受賞コメント】
お題をどこまで簡潔に図案化できるか、いや、高い製作技術によって可能となる緻密な表現をするべきでは?そんな迷いが作品に表れているかなぁ、と思っていたので入賞はサプライズでしたが、いくつになっても“褒められる”のは嬉しいものです。
【審査員コメント】
・青木克憲さん
日本列島が抜けていて、日の丸がみえることで、立体感が出ていて良い。自薦されていた原寸の大きさでは、この絵の良さが、小さすぎて汲み取れず、作る際に細かすぎる部分があるのではと言う指摘も出ていた。が、全体のなかで、最初に目に止まった作品で、どうゆう風に作ると面白いかなぁと考えた作品でもあったので、青木賞にしました。
デハラユキノリ賞
作品名:四季彩日本
作者名:Rainbowfelineさん
デハラユキノリ賞
作品名:四季彩日本
作者名:Rainbowfelineさん
【作品の説明】
「日本」という漢字を組み合わせた枠の中に四季で見られる色を使いどの季節も景観を楽しめることを表現。ピンクの桜、赤と黄色の紅葉、図案下半分には青と白で雪をかぶった富士山、図案左上は春の菜の花、黄緑は新緑や初夏の稲穂、図案右上の白と青では夏の海、真夏の濃い緑の山肌を表現。また、一目で日本をイメージできるようなLucky Catとして海外でも知られている招き猫と、神社を表す鳥居を使いました。左前足を上げている猫は人を招くと言われています。
【受賞コメント】
以前、海外の土産店で働いていたことがあり、買う人の旅の記憶として、またお土産でもらう人へのその国のイメージを伝える物として、ピンバッジは人気の商品でした。そんなことを思いながら分かりやすい日本をデザインしました。この度はデハラユキノリ賞を戴きありがとうございます。とても嬉しいです!
【審査員コメント】
・デハラユキノリさん
いい意味でベタでちょっとダサい。旅行者が求めるものはこれなのかも。
審査員特別賞
作品名:日本観光三大三角形
作者名:レイナさん
審査員特別賞
作品名:日本観光三大三角形
作者名:レイナさん
【作品の説明】
日本の観光地で有名な東京タワー、東京スカイツリー、富士山が全て三角形な事から考えた。大きさ別に重ねて、一つの三角形になるようにした。
【受賞コメント】
東京オリンピックを来年に控えている今、観光立国というテーマで、審査員特別賞という素晴らしい賞を頂くことが出来てとても嬉しいです。ありがとうございました。
【審査員コメント】
3つの観光高所スポットを相似三角形のように重ね合わせる発想に意表をつかれました。そのインパクトの強さで選びました。
応募総数51点の中から、井ノ上洸龍さんの「NEO DARUMA」が大賞を受賞しました。佳作2点、および審査員個人賞2点、審査員特別賞1点も上記のように決定いたしました。受賞者の皆様、おめでとうございます!
web投票の結果は下記からご覧いただけます。
web投票結果
1位
作品名:日本の「あ」から「ん」まで全て
2位
作品名:日本の魅力
3位
作品名:いらっしゃいませ♥
3位
作品名:ジャパニーズチェス
3位
作品名:ようこそ日本へ
6位
作品名:Japanese scenery
6位
作品名:富士侍
6位
作品名:YOUKOSO
9位
作品名:おもてなし 立国
9位
作品名:Japanese Umbrella
多くの方々にご応募いただきましてありがとうございました。
第13回ピンズデザインコンテストは2019年秋に開催を予定しています。
開催の折には、当社ホームページやメールマガジンにてお知らせいたしますので、ぜひご応募ください!!
ご意見・ご感想は下記まで
contest@pins.co.jp