プラスディーアンドシー合同会社(小さな社会防衛軍U.R.M. 事業) 様
CI式企業ブランディング®、デザイン、デザイン経営コンサルティング
HEROピンバッジとU.R.M.隊員章
身近な家族や近所の人を「ヒーロー」にする
「あなたは、わたしのヒーローです。ありがとう。」と書かれたメッセージカードとピンズを手渡す――。そんなユニークな活動を、プラスディーアンドシー合同会社様は「誰でもヒーロー化計画」と名付け、ムーブメントにしようとされています。
「たとえば家族のような笑顔で、元気をくれるコンビニの店員さんや、いつも在宅の確認電話をしてくれる宅配便の配達員の方など、目立たないけれど、人や社会にとって大切な仕事や素晴らしい役割を果たしている人が身のまわりにはたくさんいるもの。そうしたスポットライトが当たりづらい人や仕事にスポットライトを当てて、ヒーローにしようというのが「誰でもヒーロー化計画」です」と、代表の上田聰司様。
逆に言うと、そうした隠れた人たちに、自分がヒーローであることに気づいてもらうための活動だともいえそうです。ヒーローとは自分で名乗ってなるものではなく、だれかが認めてくれてはじめてヒーローになれるもの、とのお言葉も、もっともなこと。
上田様の視線の先には、「誰もが自分の存在や仕事に誇りを持てる社会」を、やさしさの連鎖で実現したいという思いがあるそうです。
「ヒーロー」はありがとうの最上級
ユニークな「誰でもヒーロー化計画」は、これまたユニークな「小さな社会防衛軍U.R.M.」というプロジェクトチームによって推進されています。
Unlimited(無制限) Rescue(レスキュー) Multipurpose(多目的)、あるいは、ULTRA ROBOT MONSTERの略だそうで、それぞれテレビやアニメのヒーローのキーワードであり、いわば遊び心からの命名だとか。「ウルトラ」のつくヒーローが大好きという、代表の上田様ならではの発想です。
U.R.M.の使命は、「家庭や社会の大切な役割や仕事から、心に宿る『損・得』をなくしたい」。それは、損・得で判断してしまうと、物事の影にある素晴らしい仕事や、舞台裏で社会を支えている大切な仕事がどんどん立ち行かなくなってしまうからとのこと。
「そのために、『ありがとう』という言葉の最上級を『ヒーロー』と定義して、家族や近所の身近なヒーローにちょっとしたサプライズのプレゼントを贈り、スポットライトを当てたい。誰もが自分の役割や仕事に誇りが持てたら、社会の未来に希望がもてるのでは」と考えたことが、「誰でもヒーロー化計画」立ち上げのきっかけでした。
誰もがヒーローになれる誰もがヒーローを生み出せる
笑顔と誇りを生み出す「誰でもヒーロー化計画」で、活動の要となるアイテムが、HEROピンバッジです。シルバーと赤の力強いコントラストと曲線を生かしたピンズには、ソフトエナメルによる着色と、ニッケルメッキが施されています。
あたたかさとユーモアを感じさせる完成品はどことなくテレビの特撮ヒーローものを連想させる趣きで、活動のイメージにピッタリマッチ。
そもそもプラスディーアンドシー様の本業は企業のブランディングやCIマネジメントを行うコンサル業であり、クライアントの企業さんや社員さんの誇りをデザインの力で醸成し、ヒーローにしてきたとのこと。過去には社章ピンズも多く制作されています。
一つ一つのピンズにはシリアルナンバーが刻印されていて、受け取った人は自分が何人目のヒーローかがわかるようになっています。
ピンズが取り付けられた台紙は、プロジェクトの趣旨を伝える感謝の言葉と、ヒーロー誕生の祝辞が記され、さらには、ありがとうの最上級の気持ちを伝えるためのメッセージを書くスペースを設けて、受け取った人がさらなるヒーローを生み出すことのできる仕組みも施されました。
HEROピンバッジを受け取った人は、WEBでヒーロー登録をすることができます。
身近なヒーローにバッジを渡し、社会にヒーローを生み出す活動をしているU.R.M.隊員は、現在34名(2020年1月現在)。U.R.M.隊員には、HEROピンバッジと同様のデザインで製作されたU.R.M.隊員章がメンバーの証として配布されています。
当面の目標は3000人のヒーローを生み出すこと、と上田様は考えていらっしゃいます。
「誰ものポケットに渡すためのHEROピンバッジが入っていれば、いざ『誰かを認めてあげたい』というときにすぐに渡すことができる、そんな人のやさしさが社会の景色をかえるはず」
HEROピンバッジが、一人でも多くの人の手に渡りますように。
Staff Comment
ピンズファクトリー
営業担当:結城
いつもいつも丁寧にご対応してくださる上田様の人柄や考え方から今回の素敵なプロジェクトが生まれ、そのアイテムとしてPINSをお選び頂きありがとうございました。どこの誰がこのPINSを持っているのかずっと気になっています。